2011/12/30

ワークショップ後記!〜和歌山編〜

先月末、11月27~30日の4日間
和歌山県の和歌山市に行ってきました。

市内の小学校で行われるダンスワークショップのプロジェクトチームに参加するためで
チームの楽器演奏・音楽担当として頑張ってきました。

会場の和歌山県立紀伊小学校(写真撮り忘れました)。

今回のワークショップは国が進めている「アーティストと子どもたちの交流プログラム」事業の一環として行われている企画で
「子どもたちによるオリジナルダンス」をテーマに
授業時間を使い3日間かけて行うというかなり大規模な企画でした。


ワークショップ1日目。
体育館で準備をしているとチャイムが鳴って子どもたちが入ってきました。

























今回一緒に体験するのは紀伊小学校の6年生。
チームリーダーはお馴染みの砂連尾さん。
簡単な自己紹介の後まずは簡単なストレッチから始めたんですが・・・





 

























何やらモゴモゴ・・・。
なかなか乗ってきてくれません。
僕のパーカッションに合わせて身体を動かす場面では
その場で棒立ちになってしまう子も。

何となく停滞する空気。

砂連尾さんが必死に呼びかけるも
なかなか恥ずかしさを越えられない子どもたち。

何とか進めて一日目は終えたものの
予想以上の反応から課題が多く残った1日でした。
まずはこの雰囲気をなんとかしなければ。



























2日目。昨日の反省から少し予定を変更。
まずはみんなで話し合うところから始めることに。


「何でこんな授業があると思う?」
砂連尾さんが子どもたちに語りかけていきます。

 ワークショップにおいて場の雰囲気は大事な要素のひとつです。
言葉に出すことでみんなの気持ちをまとめていきます。


































そしてワークショップ再開。4つのグループに分かれて作業開始。
いよいよ本格的にダンスを作っていきます。
















何となく雰囲気が変わってきたみんな。
砂連尾さんの言葉が届いたのか、やることが固まってきて目的意識がでてきたのか
率先してグループをまとめ始める子もちらほら・・・。

ダンスも想像以上にまとまってきています。

良い雰囲気の中2日目終了!残すはあと1日。








その夜。
和歌山市民会館にて行われていたダンスアーティスト・新井英夫さんの
ワークショップに参加させてもらいました。
















自らを『体奏家(たいそうか)』と称する新井さん。
「脱力」をテーマに取り入れた体操法「野口体操」をベースした活動を各地で行っているアーティストさんです。

シンプルな動きの中に深い思想が流れているような、普段の何気ない身体の動きを改めて見直させられる感じがありました。新井さん自身もとてもユニークな方で面白かったです。貴重な体験でした。










3日目。いよいよ最終日。
この日は朝から2クラス合同で練習開始。
















最後のダンスに向けてグループごとに発表に向けた最終調整をしました。
完成したダンスに音を合わせていきました。

























直後に殺到する子どもたち。囲まれました。

「こうバッときたらガってなんねん!」
「音量3って感じで」
「パリの通り沿いにあるカフェのような・・・。」

本人たちはこっちも振付を分かっているつもりで伝えてくるので
流れを確認するだけも大変。
演出に凝り過ぎてリハーサルで失敗するグループ続出!

走りまくる気持ちを出来るだけ汲み取りつつ、ジャストの音を探る作業が続く。
凝り過ぎた演出は削ったり伸ばしたりして、本番ギリギリまで微調整。
ジャムセッションみたいで面白かった。


思考錯誤の末、何とか全グループ分まとめ上げ、間髪いれずに本番へ!































































































パフォーマンスは無事成功!どのチームも自分たちのダンスを踊りきりました。
見に来てくれた1年生が尊敬の眼差しで見つめる中得意げなみんな。
お疲れ様!


本番前のぶつかりセッション。
みんなの目が本気でした。初日は踊らされていた子どもたちが、逆にこっちを動かそうとガシガシ来てくれたというとこで、個人的に象徴的な場面でした。





終了後、同じくワークショップを終えてきた新井さんたちと再び合流しました。
写真は和歌山の東南アジア・じゃんじゃん横町にて。




















濃い4日間でした。
実際に事業の現場を目にできた事も大きく、勉強させてもらいました。
こういった活動が地域に根付いていく様な、良い循環が生まれる事を願って。

みなさま、本当にお疲れ様でした!

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